萩原猛/ハギワラタケシ:影響はあると思います。 ページをめくる動作は能動的なものですが、縦にスクロールして読む感覚は、慣れれば慣れるほど、どんどん自動的になっていく、という印象です。 読み込ませる文章表現が得意な前者媒体に対し、後者媒体は、自動で流しながら理解させる、さながら映像のような読み方なのかなと感じています。 ですので、1行の文字数は短く、切れ味良く、という文体が相性よさそうです。 また、紙媒体であれば前の特定のページに戻るのが容易ですが、電子媒体でスクロールしながら読む場合は、戻るのがかなり面倒な印象です。 ですので、伏線とその回収が重要な作品は、作り方を工夫しないといけなさそうですね。(Read more)