Hayato Shimabukuro(島袋隼士):研究者のアイデアがどの様にして生まれるか、という質問ですね。研究者以外の人には研究者の生活は謎に包まれている部分が多いと思います。
もしかしたら、一般の方が抱く研究者像というのは「数式をたくさん書いている」「パソコンを使ってプログラムコードを書いている」というものかもしれません。それももちろん正しいです。しかし、それらはアイデアを具体的に形にする段階での話で、アイデアを探すために毎日新着論文をチェックしたり、誰かと議論している時間も多いです。特に、何気ない雑談からアイデアが降ってくる事もあるので、研究者には「特に目的がなく、一見無駄に見える行為」も実はアイデアに繋がるかもしれないので重要なのです。