大学受験(志望大学)について。 私は情報科学を志望する高校生です。組合せ最適化・データ構造・プログラム論理などに興味があります。昨今の AI ブームの潮流に乗じてノリで志望しているわけではないつもりです(匿名性の観点からあまり詳しくは言及しませんが、多少は推薦書に書けるような情報科学関連の実績もあります)。 現在高校二年生の私は志望する大学を決めかねています。主に考えている進学先は東京大学理科一類・京都大学工学部情報学科・東京工業大学情報理工学院の三つです。 一つ目の東京大学で情報科学を学ぶ場合、進振り先としては工学部計数工学科、または理学部情報学科を考えています。しかし、時世のこともあり底点の高騰が無視できず、自分が希望の学科に進学できる自信がありません。 そこで、京都大学または東京工業大学のいずれかを志望しようと考えているのですが、この二校についての志望度は同程度で、決定的なファクターを発見できていません。強いて言及するならば、 京都大学: 湊真一先生・五十嵐淳先生などの希望する分野の著名な先生が所属している。(欠点: OCW 廃止や女性限定公募云々など運営体制が批判されている印象があり、少し心配) 東京工業大学: 最近の勢いとその立地(私は関東圏在住です)。(欠点: 他大学に比較するとネームバリュー的不利は未だ否めない) しかし、所詮外野の高校生の考えに過ぎないため、これらを志望理由として確信できるに至っていません。 まとめると、可能であるなら東京大学に進学したいが、希望の学科に進学できる可能性が低そうなので京都大学、または東京工業大学のいずれかに志望しようとしているが、その二択も決めかねているという状態です。 ここで質問なのですが、私はどの大学に進学すべきでしょうか?上で登場した三校に限定する必要はないので、ぜひ経験ある皆様のご意見を伺いたいです。よろしくお願いします。

質問者さんが、すでに推薦書に書けるような実績を残されていること、志望先を詳しく分析されていることに感銘を受けております。まずは、これからの進学が希望されるようになることを願っております。その一助になれるかはわからないですが、私の経験からの回答を致します。

まず、今挙げていらっしゃる3校の各学科はいずれも素晴らしい進学先だと思いますので、いずれに進学したとしても、質問者さんのように自分の興味をしっかりと持って勉学や研究に励むことができる方であれば、充実した学生生活を送れるのではないかと思います。

その上で私が卒業してから感じることは、希望する学科のカリキュラム以外の部分も重要な要素であったということです。私は東京大学理科一類に進学しましたが、他の2校とは大きく異なる点としては、質問者さんも触れている通り、大学1、2年次の教養科目かと思います。この教養科目は進学振り分けの計算に使われるので、そういう意味でも重要ですが、個人的にはこのときに非常に幅広い学問に触れ、それは大学卒業から15年以上経ったいまでも良い経験だったと感じています。もちろん、そういった学問は自分でいつでもできる(実際に私は趣味でスペイン語を勉強したり、計量経済学を学んだりしています)わけですが、大学という専門家に直接アクセスできる高等教育機関に所属することの良さを在学中に感じることが出来ました。

質問者さんのように、大学進学における主目的の部分を調査し、すでに深い考えをお持ちの方であれば、それ以外にさらに何ができそうか、という観点からの志望校を評価をしてみるのも良いかもしれません。(もちろん、情報科学にすべてを捧げるつもりでいる、ことであればそれも素晴らしいと思います。)

希望の進学先が決まり、実りある学生生活を送られることを願っております。

2 years ago

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