Tomyuki Yokota:ご質問ありがとうございます。私自身は研究歴がまだ15年と浅いために、参考にならないかもしれませんが、回答させていただきたいと思います。
結論から言いますと、私は昔行った研究の方が明瞭に覚えております。やはり、若い時の方が実際にわからないことが多くあったので、研究を行う上で色々と勉強をしたり、苦労したりしました。
その経験というのは、常に記憶に残っておりますし、新しい研究をするときにもその経験を生かすようにしようと考えております。
特に私は、学生時代から研究テーマを何度も変更してきております。そのため、ほぼすべての研究が記憶に残っています。その中でも、特に記憶に残っているのはうまくいかなかった研究です(うまくいかなかった研究とは、論文などにもすることができなかった論文です)。成功経験というのは非常に重要なのですが、私はそれ以上に失敗した経験というのが重要だと考えております。この失敗の積み重ねがあるからこそ、今の自分があるのではないかと思います。