惑星科学の専門家はMondにはたくさんいるみたいなのできっとちゃんと説明してくれるとおもいますが、それまでのつなぎという意味で。

地球を金星の位置に持っていくことができたら同じようになってしまうといわれています。大きな違いは金星の位置では水が蒸発してしまって液体の水がなくなってしまうことです。地球上では大気中の二酸化炭素はまず、水に溶け込んだあと、カルシウムなどのミネラルと化合して炭酸塩鉱物となり、海底の地面に蓄えられていますが、液状の水がないとこれが起きないので大気中に残ってしまいます。二酸化炭素は温室効果ガスなので大気中に二酸化炭素がある状態では液体の水が存在できる温度まで気温が下がることはなく、結果的に二酸化炭素は大気中に残ったままになります。
要するに液体の水が存在できる温度圧力かどうかが二酸化炭素ばっかりの大気になるかどうかを決めている、ということになります（ちなみに金星の水は水蒸気になったあげく宇宙空間に放出されたと思われており、この説が正しいとすると今更温度をさげてももう液体の水は発生せず、したがって大気中の二酸化炭素を水に吸収させることはできないと思われます）。