積惟美:経済効果の算定方法はおそらくそれを出している媒体ごとに異なるかもしれませんが、最もコンセンサスが取れていると考えらえる方法は総務省が中心となり作成している「産業関連表」に基づいてご質問にあるような波及効果を測定するというものです。
表 産業関連表の構造
(引用:総務省)
まずは需要側と供給側に分けて、それぞれ横断的に波及効果を把握します。需要側では中間需要と最終需要という生産物の販路構成に基づいて国内生産額が計算され、供給側では中間投入と粗付加価値を原材料および粗付加価値の費用構成に従って国内生産額が計算されます。
その後、さまざまな調整を施した上で経済効果が計算されるわけですが、細かいところは下記の総務省HPを参考にされてください。
https://www.soumu.go.jp/toukei_toukatsu/data/io/index.htm