中学三年生です。先日、中学校の公民の授業で、「財政の役割と課題」について学びました。東京書籍の「新しい社会公民」という教科書によれば

19世紀から20世紀にかけて、政府の役割は「小さな政府」から「大きな政府」と変化し、財政に必要な金額は増加しました。しかし、税金の収入(税収)の増加が追いついておらず、現代では、日本をはじめ、多くの先進工業国の財政は赤字が続き、巨額の公債が残っています。こうした国々は、政府の役割を減らして「小さな政府」を選ぶか、税収を増やして「大きな政府」のままを選ぶかという、難しい選択をせまられています。

と、あります。そして同書の「考える」というコーナーでは、

(1)公債の発行に対するA,Bの意見について、それぞれの良い点と問題点をあげましょう。

A 公債の発行をやめ、大幅な増税を行って、税金だけで歳入をまかなうべきだ。

B 公債の発行をやめ、歳出を大幅に減らして、社会資本や公共サービスの供給は全て民間企業に任せるべきだ。

(2)公債の発行について、自分の考えをまとめましょう

とあります。実際に授業で(1)について考えたのですが、A,B、どちらも想像しただけで生きづらさを感じてしまいます。これらの文面を読むと、「国債は発行すべきではない」のように見えますが、本当に国債は忌み嫌うべき存在なのでしょうか?