ところてん:保険会社は、ソフトウェア企業になるべきだと考えています。
たとえば、イギリスのスタートアップ企業のOviva( https://oviva.com/
)は、保険会社と提携し、保険会社の顧客に対して、健康管理アプリを提供しています。
これにより、保険会社は顧客への健康管理ソフトウェアの提供を通じて、重大な疾病になることを抑制し、また健康寿命を延ばすことで、保険料の支払いを抑制し、利益をあげられるようになるわけです。
日本でも似たようなことをやっている企業としては、デサミス社のU-motionというサービスがあります。
https://www.desamis.co.jp/product/
こちらは、人ではなく牛向けのサービスですが、人間も将来的には似たように管理されると思っています。
IoTセンサーにより、牛の疾病を検知し、牛が重症になる前に獣医を派遣し、損害保険の支払いを抑制するもです。
MS&ADと組んでサービスが提供されています。
https://www.desamis.co.jp/information/press_release/2020_0420
これにより、酪農家も保険会社もWin-Winの関係が得られるようになるわけです。
損保ジャパンやあいおいニッセイ同和損保のドライブレコーダー特約には、安全運転による保険料の割引が入っていたりします。
https://www.sompo-japan.co.jp/kinsurance/automobile/thekuruma/tsunagaru-dorareco/
https://www.aioinissaydowa.co.jp/corporate/service/telematics/plus_s.html
これは、保険会社がソフトウェアを通じて顧客の行動に介入している一例だと考えることができます。
保険料という安定したサブスク収益を利用して、いかに顧客の生活にソフトウェアで介入して、いかに保険金の支払いを抑制するか、これが次の世代の保険会社に求められることだと思っています。