月夜野:専門家の方の回答が付いたらそちらを参考にして下さい。
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魚介類の寿司に関しては1960年代まで魚介類の寄生虫は無害だと思われていたそうで、アニサキスも食品衛生法で食中毒の原因の一つとされたのは1999年だそうです。
牡蠣は季節によっては危険だという事やフグ毒などは知られていたらしく一応危険な時期は避けていたようです。
なので魚介類の寿司に関しては寄生虫を危険だと思っていなかったからと言う事になると思います。
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最近ジビエと言って野生動物を生で提供しているところがあるようですが、ジビエとはフランス語で、獲物として捕らえた野生動物の肉を指す言葉であって捕まえたものを生で食べたりはしていないようです。
日本には魚介類の寿司の他、馬刺しなどもあるせいか野生動物の肉も生で平気だと思ってしまう人が少なからずいるようですが、馬刺し用の肉は衛生管理をしているので野生動物の生肉とは全く違います。
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野生動物の肉は寄生虫を始めE型肝炎や病原性大腸菌などのリスクが高いので生で食べるのは危険です。
食べた本人に自覚がないまま献血して輸血相手が感染してしまった事例もあるそうです。
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なので本来は野生動物の肉を生で食すのは論外なのですが、食べてしまうのは危険性を知らないからというのと、もう一つは「恒常性バイアス」とか「正常性バイアス」と言われる「自分だけは大丈夫」という思い込みがあるのだと思います。