田口善弘@中央大学:いろんな答えがありうると思います。ここでは「目が2つしかないから」という観点から考えてみましょう。目は網膜で画像を捉えているので実際には平面(2次元)の情報しか受け取れません。現実は3次元なので少なくとも2方向からの平面(2次元)の情報が要ります。ですから、3次元以上を近くするには目が2つ以上必要ですね(厳密には網膜の方向が「直交」していれば2つの目でも4次元の情報(平面+
平面=2次元+2次元=4次元なので)を計測することは可能ですが、顔の正面に目が2つついている状態では直交した映像を網膜でとらえるのは無理ですね)。脳は2枚の平面の画像から3次元の世界を再構築する能力しかありませんから4次元の知覚を脳で行うのは無理な相談だと思います。