さんかい:嫉妬心の向き合い方というか、収め方って難しいですよね。私も同じような節があり、なんで友達の成功を素直に喜んであげられないんだろうと、自分に嫌気がさすことも少なくありません。そして周りを見てみると、私の成功を素直に喜んでくれる(少なくとも私からはそう見える)方もいて、一層自分が卑しい人間に思えてきて悲しくなります。ここでふと思ったのですが、一見嫉妬心が無さそうな人の心の中ってどうなっているんでしょうね。ちょっと考えてみました。
まず一つ可能性として考えられるのは、その人はかなりの演技派で、実は心の中では嫉妬が渦巻いているけれども、それを表に出すことは社会的にもいいことがないと知っていて割り切れるしたたかさも持っているという場合です。質問者さまも他の人からはそう見えているかもしれないですし、そのように考えると案外、今にも嫉妬に狂いそうな人はこの世にごまんといるという見方もできます。嫉妬心が強いのは自分だけじゃないとすると、少しは楽になるんじゃないでしょうか?
もう一つの可能性は、自分になくて他人にあるものを見つけたら尊敬100%の気持ちしか抱かず、自分にはない他人の幸せを心の底から喜べるタイプである可能性です。このタイプの方たちは本当に嫉妬心がなさそうです。目の前にすると自分が消えたくなってしまいそうですが、そのようなポジティブな方が周りにいると、自分もいい影響を受けやすいので、離れてはいけません。どのようにしてそのようなメンタリティを獲得するのかはわかりませんが、生まれ持ったものか、育った環境か、案外昔は嫉妬まみれだったとか、そこを解き明かしてやる、という気持ちを持って接すると、自分の卑しさも忘れられるのではないでしょうか。
もしかすると質問者さまは、自分になくて他人にあるものを見つけるのが上手なのかもしれませんよ。それは即ち、他人の長所に気付きやすいということですから、真似できるものだったら見て学んで、奪ってやるくらいの心意気で生きましょう。また、同じようにして自分にあって他人にないものが見つかれば、そこがあなたの長所なんだと思います。