野尻伸一💉💉💉💉💉(ο)(ハッパ):例えばストリング(弦、または「ひも」)理論も強い相互作用をする素粒子であるハドロンの理論として提唱されました。その後、米谷さんがこの理論に重力が含まれていることを見つけ、更にスーパーストリング理論における量子異常相殺が分かり、量子重力を含む素粒子とその相互作用の統一理論の候補として考えられるようになりました。
また、非可換ゲージ理論も元々は陽子と中性子のアイソスピンを説明するために提唱されましたが、それには失敗しました。その後、上記のストリング理論に代わり強い相互作用を量子色理論として記述できることが分かり、電弱相互作用や統一模型など素粒子論に不可欠のものとなっています。
上記の理論は整合性など理論的な美しさを持っています。私はある種の美しさを持った理論は当初の意図と異なっていても、どこかで自然を記述しているのだと思います。そのような意味で、私はまだ超対称性がどこかに現れると信じています。