月夜野:人によって歌舞伎のどの部分が好きなのかは違います。 役者さんのファンもいれば見得などを切るところが好きという人もいると思いますし、芝居ですからストーリーを楽しんでいる人もいると思います。 衣装が綺麗だから見ていて楽しいと言う人もいると思います。 観客がのっている時などは役者さんの方もアドリブで台詞を言ったり演技したりします。 なのでその日によって楽しい部分は違うと思います。 ・ 個人的には子役が出ているお芝居は子役の子が可愛くて好きです。 うちの母は昔から毎月都内で上演される歌舞伎は全て見にいっていますが、衣装の見事さを褒めることもあります。 他にも役者さんの芝居や踊りなど、毎回違う部分を褒めていますので特に「ここ」と言う部分はなくて、ただ見て楽しめば良いのではないかと思います。 ・ 全ての劇場にあるわけではないようですが、芝居に合わせて音声で解説をしてくれるイヤホンガイドを貸し出してくれるところもあります。 イヤホンガイドは芝居の場面に合わせて音声で解説してくれます。 例えば安倍晴明の母親は狐で晴明に正体を見られたために出ていかなければならなくなったとか、その時「うらみ葛の葉」と言っているのは「裏を見た(正体を知った)」と「恨み」を掛けていると教えてくれたりなどです。 なので、イヤホンガイドがある劇場ならそれを借りると理解しやすいかもしれません。 ただ役者さんの台詞とイヤホンガイドの音声が被るのでうるさく感じる人もいるようです。 歌舞伎の台詞は日本語ですから何を言っているのか分からないと言うわけではありませんし、掛け言葉の意味とか細かい時代背景などは知らなくても問題ありませんので。 ・ それと母によると筋書き(パンフレットのようなもの)の後ろの英文は日本語の部分の英訳しているだけではなく歌舞伎のことを詳しく説明しているそうです。 イヤホンガイドも筋書きも安くはありませんが。(Read more)