• 白い毛のようなものが葉の裏に密に生えているため

    • 1/100mm~1/200mmほどの太さの毛状突起(毛茸;trichome)が綿のように葉の裏面全体を覆っているため白く見える

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植物の毛状突起は表皮細胞の一部が細く変形したものです。植物の種類によって太さや長さ、枝分かれの具合などが異なり、また、多くは何らかの化学物質を蓄えていて、環境や捕食者などの外部要因から身を守るために発達したものと考えられています。

ヨモギの葉の裏の毛状突起はT字型と称される形状で、根元から枝分かれしたものが双方向に伸び、気孔という呼吸孔が多い葉の裏面ぜんたいを覆っています。蝋や少々の脂肪酸を含んでいるため、取り出して乾燥させた綿状のものをある種の着火剤として利用することもあるようです。

写真はこちらのサイトを──

https://weed-note-by-oxalis.hatenadiary.jp/entry/2018/12/20/233022

ヨモギ葉裏の毛状突起 - 雑草観察ノート

ヨモギ(Artemisia princeps)葉裏の毛状突起(ルーペ)。2018年12月上旬撮影。ヨモギの葉裏(背軸面)は肉眼では白色に見えますが、拡大すると白色の細長い毛が密生して葉裏を覆っています。この毛を毛状突起(trichome)あるいは単に毛(hair)と呼ぶそうです。毛状突起を外すと緑色の葉身が見えることから、白色は毛状突起の色であることが分かります。ヨモギの毛状突起には形態と機能でT字状毛や腺毛に分類されるそうですが、この倍率、撮影方法ではそれらは区別できませんでした。より詳しくは毛を根元で切って細かに観察する必要があるかと思います。 参考 https://ww1.fukuoka…

https://weed-note-by-oxalis.hatenadiary.jp

大きさについてはこちらの記述を参考にしました──

(PDF)艾に関する基礎的研究 第1報

2023/11/07Posted
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