山中 大学 (Manabu D. Yamanaka):人類の歴史は生活空間・環境の隔離と均質化(農業・養殖、エアコン,ネット)で,その結果として現在人口の過半は都市、また過半は強権国家に分布しています(例えば最近の感染症の世界蔓延で明らかです)。都市集中が加速したのは民主制以前のルールつまり強権制を維持しやすかったからで、それに伴う知識・武力・経済力の集積が科学技術を支えてきました。従って科学技術と体制・ルールは不可分だと思います。その前提で地球環境問題を改善するためには、人口の総数と集中を減らすための科学技術と体制・ルールを一括して考えていかなければならないと思います。