telly:プリンストン大学心理学教授、ジュリアン・ジェインズが著した「神々の沈黙」をおすすめします。
むかし村上春樹が推薦していたのをどこかで見てたまたま手にとったのですが、意識の起源仮説について丁寧に推論していく本で、そもそも人類は3000年前までは意識をもつことなく、二分心という精神構造になっていて「神々の声」が直接聞こえていたという。言語と物語の発展によって人類は意識を獲得し、神の声は次第に聞こえなくなっていく…といった仮説なのですが、歴史学・心理学・哲学・考古学・精神医学など多分野の専門知見を巻き込んで編まれた600ページにもわたる超大作となっており、とても読み応えがあります。
よろしければぜひ手にとってみてください!
https://www.amazon.co.jp/dp/4314009780/