むらやん:「狭く深く」な人間なのでなにぶん偏ってます、アーンド言うほど沢山読んでる訳ではありません、と前置きしておきます。
参考にならないこと請け合いですが万が一出会いのキッカケになったりしたら幸いです。
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その1:アルトゥール・ショーペンハウアー『孤独と人生』
18の時、諸事情により「恋愛して結婚して子どもが出来て家庭を築くというごく一般的な人生」を諦め、それによる不都合や不条理を覚悟したものの不安でいっぱいだった自分にとってはバイブルとなりました。
また、「どこへ行っても何をやっても少数派」で昔は他人とのズレに頭を悩ませていましたが、「それでいいんだよ」と背中を押されたような気持ちにもなりました。
読みながらボロボロ泣いた本ってこれだけです。
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その2:アルトゥール・ショーペンハウアー『存在と苦悩』
あ、この本も泣きましたw
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その3:中島義道『人生を半分降りる』
20代後半の頃に今は無き池袋西武のLibroで目に留まり立ち読みして即購入。ここからしばらくこの方の著作を貪り読みました。
一見やりたい放題に見えて苦手な人も多そうな中島氏ですが、彼の本を色々読んで感じるのは「人生は一度きり、自分の人生に責任を持てるのも自分を護れるのも自分だけ、人を貶めるのもやりたきゃやればいいが、それなりのリターンは必ずあるから覚悟はしなさいよ」という通奏低音ですね。
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その4:中島義道『怒る技術』
痛快な内容で、色々学ぶところも多いです。「怒りによる訴求は短期戦、だらだら長引かせず一発でキメるには?」というコツが書かれています。
怒りは適切に放出しないと自分自身を麻痺させ蝕んでいきますので、色々我慢しすぎな人はこういうのもいいのではないでしょうか。
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その5:エーリッヒ・フロム『自由からの逃走』
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その6:河合隼雄『魂にメスはいらない』
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その7:エルンスト・クレッチマー『医学的心理学』
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その8:ラ・ロシュフコー『格言集』
その9:マルクス・アウレーリウス『自省録』
10代〜20代の頃、諸事情により心理学・精神医学・哲学の本を貪り読んでいましたが、この2冊はことあるごとに開きます。
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その10:池見酉次郎、杉田峰康、新里里春『セルフ・コントロール』『続セルフ・コントロール』
20代始めの心理学に絶賛ハマり中だった頃に古本屋で見つけて購入し、面白すぎて何度も読みました。
ざっくり説明すると、一冊目は主にエゴグラム(子ども・大人・養育者という三つの自我)についての解説、続編は人間(の自我)同士の交流についての解説です。
続編には「投射」「補償」「退行」といった心理学用語が多々出てきます。最近「エコチェンバー」「パッシブアグレッシブ」などの概念が一般的に認知されつつありますが、こういう本を読んで体系的に理解するとより自分の生き方に役立てられると思います。