どのようなジャンルがお好みかがわからないので、参考になるかは微妙なのですが、ジェンダーの観点から、最近読んだ書籍を紹介します。

私の大学でも、ジェンダーに関心のある学生が多いので、学生といろんな話をしていてふと、東京大学・上野千鶴子先生の以下のご著書を最近再読しました。女性(女性学生さんたち)の抱える自己への疑問や生きづらさというのはどこからくるのかを考えるうえでのヒントが大いに詰まっているとともに、すべてのジェンダー(男性も女性もマイノリティも)が自分を認めて生きることの大切さについて考えさせられます。

◆上野千鶴子『女ぎらい ―ニッポンのミソジニー― 』 ‎ 朝日新聞出版(2018年

で、この上野先生の本の中で紹介されていたのが、以下の雨宮まみさんの本です。最近初めて読みましたが、超面白かった!

◆雨宮まみ『女子をこじらせて』 幻冬舎文庫(2015年)

数年前に流行った、「こじらせ女子」の生みの親ですね。女子っていうか、そもそも人間はみんな何かしらでこじらせているなあと思いました。で、そのこじらせた部分とか、不器用さとかが、その人らしさを作り上げているような気がして、なんか励まされるいい本でした。一気に読めます。

1 year ago

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