Yuji Miyazaki:おそらく想定されているのは学術書やノンフィクションなのだと思いますが、たくさん読まれる中に少しくらいフィクション作品があってもよいかと思いむしろフィクションから選出しました。以下、多少錯乱したような作品が多いかもしれませんが(1)町田康『きれぎれ』(文庫版2004年、文春文庫)、フランソワーズ・サガン(2)『悲しみよ
こんにちは』(邦訳文庫版2008年、新潮文庫)、(3)武者小路実篤『お目出度き人』(文庫版1999年、新潮文庫)、(4)高橋源一郎『さようなら、ギャングたち』(文庫版1997年、講談社文芸文庫)などがおすすめです。それから、自由律俳句の句集である(5)せきしろ・又吉直樹『カキフライが無いなら来なかった』(文庫版2013年、幻冬舎文庫)はあまり錯乱していませんがおすすめです。いずれも枚数としてはそこまで重厚なものではありません。