よ@24卒:ゲームエンジンの進化によって、必ずしもゲームグラフィックの開発が効率化されるといわけではないからです。むしろ、ゲームエンジンの進化やゲームハードの高性能化は、開発コストの高騰という帰結に至ります。
昨今の大作と呼ばれるゲームは美しいグラフィック、リアルな物理表現が開発の前提になっています。加えて、オープンワールドゲームの台頭のように、ユーザーから人気なゲームは長時間遊べるボリュームの多いゲームです。その結果として、ゲームエンジンの進化→細部の表現の開発という帰結をもたらしているように感じます。
また、ゲーム事業に投資する側からしても、多くの開発費をわざわざかけている理由があります。『ファミ通ゲーム白書2022』によると、2021年の世界ゲームコンテンツ市場規模を21兆8927億円と推計しています。2012年の市場規模と比較すると、約9500億円から2倍以上に増えていることがわかります。
これらのことから、ゲーム制作会社としても高いリターンを求めて、多額の開発費をかける傾向があると判断できます。