学生経営のNEXT:1905年に発表された「特殊相対性理論」は、重力の影響を考えない特殊な環境下において、「時間の進み方や空間の大きさは『絶対的』なものではなく、観測者の置かれた状況によって変わる『相対的』なものである」とする物理理論です[1]。その土台の一つが光速度不変の原理です。これは止まっている人から見ても、光速に近い速さで移動している人から見ても、光の速さは等しく秒速30万kmで進んでいる」という原理です。つまり、地上で止まっている人から、移動している宇宙船内の光時計を見るとすると、底の光源から発射された光が蓋の鏡に到達するまでに、光時計を乗せた宇宙船ははるか長い距離を進んでいるため、光の軌跡は斜めに進むように見えるはずです。つまり、光時計の高さより、斜めに進んだ光の軌跡の方が明らかに長いことになります。この結果から、特殊相対性理論上、光が最も早いと結論付けることが出来るためだと思います。
[1]損保ジャパン,https://park.sjnk.co.jp/education/cm12037/