高橋賢:飲み会の会話程度で。 私の場合は生活>好奇心>名誉>教育=社会貢献ですね。 生活が先頭に来ているのは,私はプロとしてやっているからです。したがって,その成果には責任を持たなければなりません。それが研究を継続している大きな動機です。研究をすることで直接的・間接的にオカネをもらっているので,責任を持って研究を続けていかないといけないと思っています。この責任感があるかないかがプロとアマチュア(研究にアマチュアがいるかどうかはここでは置いときますが)の大きな違いです。私たちはご飯を食べて生きていかなければなりません。こういう話題の時に「オカネなんて」とか言う人を私は基本的に信用しません。 次は好奇心。好奇心があるから研究が続いていると思います。 名誉ですが,これは名誉がなんであるかということを定義しないといけません。私はこれは研究内容の他者からの評価,と考えています。研究は自分が納得するということが一番ですが,他者から評価されることも研究を続けていく動機になります。世間一般で言う名誉はあまり関心がありません。 上記の動機があり,研究が積み重なっていくと,教育や社会貢献を通じて広く社会にその成果を還元する,ということになります。(Read more)