ところてん:この質問に答えるには、大企業はなぜESGやSDGsに取り組まねばならないか?ということを考える必要があります。この答えは、国連主導のPRI(https://www.unpri.org/download?ac=14736
)があります。これにより世界の機関投資家は、ESG投資を行っている企業に対して積極的に投資するようになりました。そのため企業は株価のためにESGやSDGsを行っているわけです。
これについては、こちらの回答を合わせてご覧ください
https://mond.how/ja/topics/stnuj2td45qrdmh/w2llx2rco8t9d5i
では、これに対してベンチャー企業は何をすべきか、ですが、大企業とベンチャー企業企業では、上場しているか否かという大きな違いが存在します。つまり、上場していないのであれば、株価は考慮しなくてもよいため、ESGやSDGsなどは直接的には関係がないので、無視しても構わないのです。
しかし、じつはベンチャー企業は間接的にはESGやSDGsと関係しています。これは大企業がESGやSDGsに多大な投資をしているためです。つまり、ベンチャー企業には「大企業がベンチャー企業と提携することで、株式市場に対してESGやSDGsのアピールができること」というのが求められるようになってきているのです。
もっと言ってしまうと「どの会社の製品を買えばESGやSDGsに投資したことになるのか?」というのが大企業が考えていることです。したがって、ベンチャー企業には、ESGやSDGsを検討し、事業開発を行うことによって、いかに大企業から選ばれやすくなるのか、ということが求められています。