Hidezumi Inoue:大学生の時にジョージ・オーウェルの1984年という小説を「SFとして」読みました。
* 戦争は平和である(WAR IS PEACE)
* 自由は屈従である(FREEDOM IS SLAVERY)
* 無知は力である(IGNORANCE IS STRENGTH)
という有名な三原則があるのですが、これがまさか21世紀になって「現代小説になる」とは思っていませんでした。
全体主義・専制主義のジャーナリズムのあり方もそうなんですが、いわゆる「自由主義世界」でも同じような語法が充満しています。例えば、核不拡散を謳うはずのG7広島サミットの「核なき世界に向けて核の抑止力は極めて重要だ」というのもオーウェル語法ですよね。