やき:あくまでも憶測になってしまいますが、キリの良さと特別感ではないかと考えています。
「1,000万円」という金額については、800万円くらいであれば、大手企業の30歳の従業員であれば到達しやすい額であるだけに特別感がなく、1,000万円を超えてはじめて特別感が出てくるために言われるようになったのではないかと思います。
また、年齢の基準については25歳くらいだと、一部の企業を除いて年収に大差はつかず、かと言って、35歳になると大手企業の従業員であれば年収1,000万円に到達している可能性も高く、基準としてあまり機能しないように見えます。その点、30歳であれば、大手企業の中でも一部の業界・企業でしか達成しえない特別な水準と捉えることもできそうです。
こうしたことを考えて、キリが良い数字を組み合わせて「勝ち組」の基準を設定した結果、30歳で年収1,000万円といった水準が生み出されたのではないでしょうか。