蒔田純:政治家に高齢者が多い理由は様々だと思いますが、主に以下の点が考えられます。まず、選挙には一定の資金が必要ですし、応援してくれる支援者の存在も必須です。社会の中で長く生きている高齢の人は若い人よりも相対的に多くの資金や人的ネットワークを持っているため、その分、当選可能性も高まることになります。 また、殆どの政治家は一度当選したらできる限り長く議員の地位に留まりたいと思うものであり、議員という職業には明確な退職年齢も存在しないため、現職議員が当選し続ける限り、結果として全体としての議員の年齢は上がっていくことになります。 更に言えば、よく言われるシルバーデモクラシーによって全般的に政治家は高齢者向けの政策に注力することになりますが、やはり若い政治家よりも高齢の政治家の方がその傾向は強くなると思います。結果として、絶対数の多い高齢有権者はより自身の利益になる政策を実施してくれる高齢政治家を選ぶこととなり、高齢政治家が当選する可能性が高まることになります。 この他、日本の社会文化として年長者や経験者を尊重する傾向があり、体力ではなく経験や人脈がものを言う政治の世界では特にそれが強くなる、といったことも関係していると考えられます。(Read more)
ikeken:何のことはない。あなたが高齢な政治家を選ぶからではありませんか。 あるいは高齢な人ばかりに立候補が集中する構造的な欠陥が日本政治にありませんか。 少し列挙してみましょう。 地方政治から国政に参戦するのに時間がかかる、 選挙活動や政治活動に実績を積み重ねる必要がある(サポーターを増やすにも)、 逆に有権者側が「実績」を重視する人ばかりで「経験のない」ことを疎んじる、 「若造」に対する故なき軽視がある、 簡単に現在の職業を辞めて政治家に「転職」するハードルが高すぎる、 地盤看板カバンがないと立候補のハードルが高く、二世候補でなければ若くて立候補しに くい、 若くして政治に献身したいと思わせる魅力がない、 政治は年寄りの専有物という根拠なきリアリティが成立している、 シルバーに利権も権力も集中していて、シルバーはシルバーを選んでしまう。。。。ぁぁぁ(Read more)