矢代 航(Wataru Yashiro):周波数が高い音のことを「高い音」と呼び、周波数が低い音のことを「低い音」と呼ぶため、定義を超えた謎めいた質問に読めるのですが、例えば擬似的にご質問の答えに近いような音を合成することは原理的には可能です。すなわち、音をコンピュータに取り込んで周波数分布を求め、コンピュータプログラムでどこかの周波数を中心に周波数分布を反転させ、その周波数に対応する音を発生させれば、「もともと周波数が高かった音を低い周波数で出力し、もともと周波数が低かった音を高い周波数で出力する」ことが可能ではあります。音を取り込んで周波数分布を求めるフリーソフトはたくさん出回っていまして、例えば「音」、「周波数分布」、「フリーソフト」などで検索すると、すぐにみつけることができます。「サウンド編集ソフト」で検索しても便利なツールがいろいろみつかりそうです。音の発生はMatlabのSoundコマンドでもオーケーです。どんな風に聞こえるか、とても興味があります。 ボリュームを大きくすることを「音を高くする」と呼び、ボリュームを小さくすることを「音を低くする」と呼ぶ人もいます。恐らくテレビリモコンのボリューム調整で、数値を高くする、低くする、に対応していると思います。その意味の場合には、もっとずっと簡単でして、サウンド編集ソフトで、低周波数フィルター(いわゆるローパスフィルター)をかければ、すぐに実現できます。物理的に周波数の高い音を通しにくい材料でさえぎる、というのも一つの解ですね。(Read more)