月夜野:詳細については生物学か分類学の専門家の方が回答してくださると思います。
専門家の方の回答が付いた場合はそちらを参考にして下さい。
生物学方面の専門家ではない人はネグロイドやモンゴロイドが亜種ではないのかどうか一度は持つ疑問だと思います。
私も疑問に思ったことがないわけではないので調べてみました。
*
亜種かどうかと言う純粋な生物学的なことであるなら現状では亜種とはされていませんが、この回答だけだと政治的な理由ではないかという疑念は払拭できないでしょう。
なので具体例を挙げます。
*
分かりやすい例はイエネコやイエイヌだと思います。
イエイヌとは柴犬やチワワ、ドーベルマンなどの犬のことです。
*
体表の違いや体格だけで言うなら三毛猫とペルシア猫は亜種という事になりますが実際には三毛猫もペルシア猫も同じFelis silvestris
catusという種です。
この学名についてはイエネコをヨーロッパヤマネコの別種にするかリビアヤマネコの亜種とするかで変わってくるようですが、学名が変わったところで三毛猫とペルシア猫が同じ種なのは変わりません。
イエネコは小型は3kgくらい、中型は6kg、大型8kgくらいです。
それでも同じ種です。
2倍以上の体格差があっても同じ種だという事を考えたらホモ・サピエンスの体格差など誤差です。
見た目も三毛猫とペルシア猫、その他様々な柄の体毛を持った猫がいますが同じ種です。
*
イエイヌも同様です。
プードルもシェパードもシベリアンハスキーもCanis lupus familiarisと言う種です。
犬種という言い方はしますが生物学上の分類としては分かれていないようです。
チワワとセントバーナードの体格差はイエネコの違いよりも更に大きいですが、それでも種としては同じです。
*
社会的背景や政治的な理由は関係なく、生物学上の分類としてはネグロイドもコーカソイドもモンゴロイドも亜種と言えるほどの違いはないと言う事だと思います。