持続可能な社会の実現のためのSDGsであるのに,SDGs活動そのものに持続可能性がなければ話にならないため,非常に重要な問いであると思います。SDGs活動を持続可能にする方法としては,たとえば,国人のSDGsへの意識を高めて,政府が企業のSDGs活動に積極的にお金を出すなど様々な方法が考えられるとは思います。

 ただ,ここで一番重要であり,もっとも良い解決策だと思われるのは,企業のSDGsの取り組み自体がビジネスになる,すなわちその取り組みによって(資本主義経済のなかで)利益がでるような仕組みにすることです。たとえば,排気ガス(環境問題)を出さないEV者を普及させることをミッションとしているテスラのような感じです。SDGsの取り組み自体で利益がでて事業化することができれば,株主もSDGs活動を促すようになり,企業は積極的に取り組むようになります。また,そこで利益が稼げるため,どんどん規模を大きくすることも可能でしょうし,持続可能です。

 しかし,SDGを事業化することは非常に難しいです。現在も企業の方々はそのことで頭を悩ませているようです。なぜならば,そもそも環境問題や社会問題は外部性が高く,資本主義の枠組みから外れているため,お金にならないことが多いからです。それゆえにこれまで社会・環境問題はNPOをはじめとした非営利団体や政府の政策に頼ってきました。

 とはいえ,必ずしも不可能ではありません。たとえば,社会起業家と呼ばれる方達の活動はその最たる例となります。社会起業家の方達は,そうした社会問題をビジネスという形で救う(資本主義経済の枠内に戻す)ことを活動とされています。ある社会起業家の方は,「どうすれば一般的な企業がビジネスのなかでSDGs問題に取り組めますか?」という質問に対して,「既存のビジネスをSDGs活動に適用するのではダメで,SDGsの問題からスタートしてそれをビジネス化することを考える必要がある」と答えておられました。

 つまり,SDGsに関連する問題が「なぜ起こっているのか?」「そうすれば解決するのか?」ということを丹念に考えることが必要であり,結局はSDGsに対する意識を強く持っておくことが重要であるのだと思います。個人的には,SDGs活動を持続可能にする鍵は社会起業家にあると思っていますので,是非,社会起業家について調べて見てください。下記の書籍などは大変参考になると思います。

9割の社会問題はビジネスで解決できる』田口一成著

2023/03/07Posted
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