宮原:よくご存知ですね。まず辞めた経緯を短く説明します。 小さい頃から研究者志望だったのですが、修士の研究に興味がなかったのと、物性物理は競争が厳しいので、嫌だなと思い、腰掛けで日立横浜研究所(システム開発系の部署)に就職しました。最初から辞めて博士に進学するつもりだったので、仕事はサボってましたね。博士でやることをずっと考えてました。 大学と民間の違いというか、大学と日立横浜研究所の違いを話します。一番の違いは「研究」の定義の違いです。日立の「研究」は、私の中では研究ではなかったというだけです。例えば、料理人も研究という言葉を高だりしますが、大学の研究者がイメージする研究とはかなり違うと思います。また、民間企業では自由に研究できないことがほとんどなので、それも私には理解不能でした。私の中では「研究=自由にできる」なので。 私の提案としては、民間に行くなら、研究所には行かないことです。理系ならお金を稼げるサービス開発をするべきです。研究をしたいなら大学ですね。 何か聞きたいことがあれば、また質問してください。(Read more)