月夜野:経済や政治、外交問題については専門家の方がいますのでその方々にお任せします。
ちなみに日本国内の福祉や教育に予算を出すべきと言うのはその通りだと思います。
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余計なことだとは思いますが、これは支援についての個人的な考えです。
「情けは人のためならず」
ご存じかもしれませんが、これは「困っている人を助けるのは助けた人のためにはならない」という意味ではありません。
「人を助けると巡り巡っていつか自分が助けてもらえる」という意味です。
支援は正にそれだと思います。
以下に具体な考えを挙げておきます。
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支援には2つの理由があると思います。
1.恩返し。
2.未来への投資。
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1.
恩返しについて、これは更に2つに分かれます。
1.恩を受けた相手に返す。
2.他の人に返す。
日本はこれまで多くの国の支援を受けてきました。
1-1.の一番分かりやすい例としてはトルコです。
イラン・イラク戦争の開戦直前、イランにいた外国人はイランから出国しましたが日本だけは日本政府が日本人を脱出させるための飛行機を飛ばさなかったため日本人だけイランに取り残されました。
その時、日本人を脱出させるための飛行機を飛ばしてくれたのがトルコです。
今回のトルコ・シリア地震でトルコを支援しようとする人が多かったのはこの時のことを覚えている人が多かったからだと思います。
他にも日本は今まで色々な支援を受けてきました。
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1-2.恩返しについては恩を受けた相手を助けるのは当然として、恩人が困っていない場合、他の人を助けると言う考えもあります。
今の自分があるのは助けてもらったからこそだから今度は自分が困っている人を助けるという考え方です。
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2
未来への投資というのは色々ありますが留学生を援助することで親日家になった人が帰国したとき、その国で日本人が困っているとき助けてくれるでしょうし、そうでなくても外国に日本語話者が増えれば外国に行った日本人は外国語が出来なくても意思の疎通が図れます。
もし日本に留学していたとき援助を受けたお陰で無事大学を卒業出来た人が帰国して政治家になったらどうなると思いますか?
日本に好意的な外交をしてくれる可能性が高いですよね。
他にも外国からの支援が必要になったとき、日本が支援して経済成長していて助けられるだけの余裕があれば助けてくれるかもしれません。
また今は貧しい国が経済成長で豊かになれば貿易相手国が増えるので日本が支援した金額以上の利益が出るかもしれません。
支援を損得勘定で考えるのは打算的ではありますが、少なくとも日本にとって損になるとは思えません。
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今、日本国内で困っている人を助けるのは当然として、未来への備えも大切だと思います。