オブジェクト指向言語という物は何を対象とするかが明確でそれがどんな属性を持って入るかはっきりしないと意味がありません。「本」扱うオブジェクト指向言語なら、ページ数とかタイトルとか著者名とか、対象がもつべき性質ははっきりしているわけです。しかし、科学技術計算では、未知のものを扱う場合が多いので、対象物がどんな属性をもっているか事前に推定することは不可能です。どんな属性をもっているか分からないのにオブジェクト指向で言語を設計することは困難です。なので科学術計算ではプロセス指向が主流なのだと思います。プロセスの方は物理法則によって決まっていることが多く(例えば、クーロン力とか)対象の性質とは無関係に決まっていることが多いので研究対象がどんなものか分からなくてもプロセス指向の計算機言語なら設計しやすいのです。それが科学技術計算では、オブジェクト指向ではなく、プロセス指向の言語が使われることが多い理由だと思います。

2023/03/09Posted
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