東条時明:私もよく他人と比べてしまうことがあります。
自分のこの人(他人)と同じような境遇だったらもっと楽な人生だったのにとか、自分はあの人と違って能力が低いなとか、様々な場面で自分と他人を比較し、若干ネガティブな感情を抱いてしまうことがあります。
子供の頃からそういう癖があって、他人と自分を比べては落ち込むという習性を持っています。
長年この悪癖と付き合って来て思うのですが、他人と自分を比べること自体は悪いことではないのかもしれないと思うようになりました。
あくまでも私の場合はというお話ではございますが、私は他人と自分を比べるとき、自分の劣っているところに目が行きます。
自分の至らぬ点、無能な点を再確認する作業のようなものになっています。
その不足点を毎回再確認して、どう改善するかを検討し、行動に移すことができれば、悪癖も有益な癖になるのではないかと思っています。
今でも時々他人と比較して落ち込むことがあるのですが、そういうときは、どうやってその不足点を改善するかを考えるようにしています。
そうし始めてから徐々に、他人と比べる回数が減った気がします。