田口善弘@中央大学:ちょっとどの話か分からないのですが、一般に腸内細菌が身体の健康全体に影響を与えている(脳も含めて)という研究は相次いでいます。なぜ、この発見にそれほどの意義があるか、というと
1) そもそも、このような関係が知られていなかったので治療に使えるかもしれない(未研究なのだから)
2) 腸内細菌はある程度コントロールが可能なので、脳、糖尿病、肥満などの「原因」を直接「いじる」より遥に簡単に治療効果をあげることができるかもしれない
の2点が大きいものと思います。ちょっと前までは「腸を健康にすると心も健康になる」みたいな話はトンデモ科学の部類だったのですが、このような研究の進展であながち嘘でもないのではと思われるようになりつつあります。ちょっと難しいし、少し前の記事ですが、
増えつつある脳腸相関の証拠 | Nature ダイジェスト | Nature Portfolio (natureasia.com)
なんかをみるともう10年くらい前にはご指摘の様なことが研究されていたと解ると思います。