そーらー:ネームバリューの向上が一番大きなインセンティブではないでしょうか?多くの世界大学ランキングでは各大学の研究に割いている予算や研究成果が数ある評価基準のうちの一つとなっています。特に論文引用数などは大きなファクターになることが多く、例えばTHEランキングでは「論文被引用数」が評価の30%を占めています。さらに「研究」と言う項目で30%。研究に予算を割くことで向上する項目だけで60%を占めているという評価方法になります。QSランキングでも論文引用数などの研究に関わる項目の占める割合はTHEランキングよりは減るものの、割合的には十分大きな影響を与える部分となっています。
研究予算増加→研究活性化(数年スパンにかけて)→論文数増加・引用数増加→ネームバリュー向上→優秀な学生の誘致や資金援助依頼がしやすくなる→研究予算増加...
といった正のスパイラルができるのが理想ではないかと思います。
当然長期的なメリットを見越した投資になるため、短期的には研究予算の増加はメリットが無さそうにも見えますが、ネームバリューを上げて予算を増やしたり、海外の学生にももっと来てもらいたいと言う私立大学にとっては、一つ有効な手段なのではないでしょうか?
私はあくまで専門家ではないので素人目線での回答になりますが、少しでも参考になれば幸いです。