山本 剛 (Go Yamamoto):宇宙から地球に垂らす方法が合理的でしょう。
ケーブルは地球で作製したものをロケットで宇宙(静止軌道上の基地)に運びます。静止軌道上の基地から地球にケーブルを伸ばす際には、重力と遠心力のバランスを保つ必要がありますので、地球側とその反対側にむけて同時にケーブルを伸ばしていくことになります。地球に近づいてきたケーブルの先端を捕まえて、地球上の宇宙エレベーター発着基地に固定することになると思います。
地球から宇宙へケーブルを打ち上げる方法は、ケーブルを伸ばす速度の制御、つまりロケットの飛行速度を制御することが困難であることや、ロケットエンジンの燃焼からのケーブルをどのように保護するかなど課題が多いように思います。
「人間が想像できることは、人間が必ず実現できる」ジュール・ヴェルヌ