竹村俊彦:日本の気象庁の予報では、7日後の降水の有無の予報的中率は60%台〜70%台ですので、例えば次の週末のイベントの準備などには参考になるレベルであると思います。ただし、この的中率は、複数の都道府県をまとめた地方ごとに算出しているので、特定の地点という条件にすると、的中率は下がるでしょう。特定の地点で、1週間後に雨が降るかどうかを予報するのは、現在の最新の気象モデル(ソフトウェア)でも、なかなか難しいです(国際的に非常にレベルの高い日本の気象庁の気象モデルをもってしてもです)。
一方、気温の時空間分布は、降水の有無の分布よりも滑らかなので、いつもよりも気温が高い日なのか低い日なのかは、1週間後の予報でも降水よりは的中しやすいというのが実感ではないでしょうか。
降水も気温も、1週間後の予報は、可能性の高い傾向を把握するという使い方をするのが適切でしょう。そのような情報は、十分に有益だと思います。