さんかい:地球に生命が誕生してから今まで、後世により多くの子孫を残そうとしてきた生物が、そうでないものを淘汰して結果的に生き残り、そのような種の中のヒトという生物種の、長い歴史のうちの子孫の中の1個体があなたです。生き物は基本的に、死んだら何も残りません。もしあなたに子供ができたら、少なくとも子供を授かるまではあなたが生き残ったという情報がこのヒトという集団の中に刻まれることになりますが、それも僅かなものです。結局自分が生きようが死のうが、子供を授かろうが授からなかろうが、ヒトという生物種の集団に大して与えられる影響はわずかなのです。そう考えると、各々は何かの使命を持って生まれてきたわけでもなく、すなわちそれは、人生が特段意味を持たないということに、確かになりますね。
そこで、私は、人生が無意味なら、今が楽しければいいんじゃない?という考えに辿り着きました。人生が無意味なら、大義のためにこの身を捧げる必要もない。捧げられる大義があるならそれはそれでありがたいことなのかもしれませんが、ないんだから仕方ないです。長い歴史の中のたった1個体として、他の個体に迷惑をかけない程度に楽しく生きればいいじゃないかと思っています。特に、人間いつ死ぬかわからないのが大きいです。今楽しめる時に楽しまないで、どこかで苦しい記憶だけの状態で死のうと、今楽しんで、楽しかった記憶がある状態で死のうと、同じ個体の死に違いはありません。だったら今楽しむ方がよくない?となった次第です。参考になれば幸いです。