Tomyuki Yokota:私も受験の時には数学はできるものの、他の教科(特に英語)があまりできない高校生でした。
高校の授業などで、国語や英語などを勉強するのはなかなかタフだったと記憶しております。ただ、当時やっていたことが全て無駄だったかというと、そういうわけでもないかと思います。実は専門に関係のある学問だけを勉強するだけでは発見できないことが、他の学問の考え方などから生まれてくるということもよくあります。
私の研究分野でもよくあることなのですが、新しいことやりたいときに自分で考えてもわからないことが、異分野の方と話すことでわかることがあります。異分野の方と話す際に、前提知識や基礎知識があるかないかでディスカッションの濃さが変わってきます。
弊害としては、興味のない強化の勉強に時間が使われてしまうことがあるかと思います。個人的には、最低限の基礎知識を身につけておけば、あとから必要な時に勉強をすればよいと思っています。