「夜になると元気がなくなり、気分が落ち込みやすくなる理由」について思うことを書いてみます。なお以下に書くのは、医学的にどうこうという話ではなく、私の個人的な考えです。
一つの理由は「暗くなるから」だと思います。昼間は日の光があり、その明るさによって気分も明るくなりやすいです。電灯はあるといえ夜はどうしても暗がりが生まれますから、理屈を越えた不安や心配が忍び寄ってきやすいのではないかと思います。つまりこれは外的な環境から来る理由です。
別の理由として「一日の終わりでくたびれているから」もあると思います。何だかんだで昼間は活動をします。活動をして一日を過ごすとくたびれますから、疲れて元気がなくなります。一日の活動で疲れるのは当然なのですが、それを引き金にして暗いことを考え始めたり、ネガティブな方向に発想が飛んだりすることはあります。これは、自分の内部から来る理由といえます。
また、さらなる理由として「一人になるから」もありそうです。昼間なら、外に出ていろんな人がリアルで動いているのを見たり、直接話したりする機会は多いでしょう。しかし夜になると、たくさんの人をリアルで見る機会は減ってきます(人によるでしょうけれど)。最近の社会情勢からは特にそうですね。一人になってさびしくなるとどうしても元気がなくなりますし、気を紛らわせることも難しくなります。これは、他者との関わりから来る理由といえます。
以上、思い付くまま「夜になると元気がなくなり、気分が落ち込みやすくなる理由」を列挙してみました。
ただ、質問からは離れてしまうのですが、別のことも思います。
確かに夜は暗いし、一日の終わりは疲れているし、一人でいるのはさびしいものです。しかし、大切なことを静かに深く考えられる時間になる場合もありそうです。
昼間は日常的な活動で忙しく動き、活発に動き回り、他の人とどんどんコミュニケーションを取る。それはけっこうなことですが、でもそこから離れて、じっくりと思いを馳せる時間もまた大事になる。そんなふうにも思います。
ここには微妙な問題があります。大切なことを静かに深く考える途中で、ネガティブな方向に考えが進んでしまう危険性です。そのバランスを保ち、もしも危ういところに踏み込みそうになったなら、ちゃんと切り換えるような工夫が大切になりそう……と、そんなことを思いました。
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