chita:* デンキウナギを展示してある水槽に取り付けられた2つの電極の間の電位差。当然の話。
----
水族館でデンキウナギを展示する際、電気を発して周囲を探っていることをアピールするために、大抵は電流を感知したことを知らせる仕掛けが用意されています。その仕組みは単純に、水槽へ電極をぶら下げているというもので、結果を表示するギミックのほうが凝っている場合が多いです。
デンキウナギの発電組織は頭の側がプラス、尾に近いほうがマイナスになっていて、前半分が狩りに使う強力なもの、後ろ半分が探知に使うそれほど強くないものだということが判っています。発電能力の割を食って筋肉が少ないため、デンキウナギの運動能力はそれほど高くないとされていますが、600ボルトから800ボルトになるという電気を大敵に浴びせるために体を密着させたり、狩の際に時には獲物を頭部と胴とで挟み込むような態勢を取ることもあるようです。
https://www.researchgate.net/figure/Overview-of-electric-eel-anatomy-Longitudinal-section-of-E-electricus-showing-location_fig1_274903393