乃南アサ:文章を書くスピードというのは、まず手書きかパソコンなどを使用するか、でも違ってくると思いますが、小説家など、主に長文を書くものは、出来るだけ自分の考えるスピードに合わせて書いていきたいと思っているのではないかと思います。ですから、10分あたり何文字、ということはありませんが、たとえば一日でトータルすると平均して原稿用紙何枚くらい、というのは、その人それぞれであるのだと思います。ただ、執筆するスピードが速ければいいというものでもありません。大切なことは、じっくり推敲を繰り返しながら、自分らしい文章を書くことではないでしょうか。あまりにも遅い、というのであれば、それは考えがまとまっていないせいかも知れませんね。